INTERVIEW – 中間統彦さん

投稿者: dcpop13aqua

『アクアリウム』出演者インタビューのトップ・バッターは、2013年のDCPOPワークショップ・オーディション(大阪)の参加者、座組最年少の中間統彦(なかま・みちひこ)さんです!

────今回抜擢と言っていいかたちでDCPOPの公演に参加が決まった中間さんですが、演劇は高校生の頃からおやりになっていたんですよね?
中間 高校時代はほとんどを演劇に費やしました。悲しいかな、そうでした。でも、とにかく楽しかった。作・演出をやってましたが、なにかをつくるのがとにかく楽しかったです。もともと小説とかすごい好きで、文学に興味があって、その延長線上で、文学作品をつくる一つの方法として演劇にのめりこんで行った。でも演劇は表現の一媒体としてとらえています。小説を書きたいという想いもある。いずれにせよ一つの完成形として美しい作品をつくることができるのであれば、演劇ではなくてもいいと思っていて、それこそ現代美術でも、映画でもいい。演劇でも、作・演出としてだけでなく、今回みたいに役者として参加してもいい。そう思っています。

────過去に、2011年の高校演劇の兵庫県大会で、中間さんが作・演出した作品に審査員の竹内銃一郎先生から講評を受けたことが大事な経験になっているとのことでしたが、どういった講評だったのでしょうか?
中間 そのとき自分が作・演出した作品というのが、ちょっと奇抜なもので、賛否両論を受けて、すごい批判もされればすごい絶賛もされるという感じだったのですが、審査員の竹内先生からは、「おまえのその挑戦は認める。これからもその姿勢でやっていってほしい」と言われて。「こういうことをやってもいいんだ!」と感銘を受けたし、これから先も全然やっていけるなという勇気を貰いました。さっき言ったように、自分にとって演劇は表現の一形態にすぎないとは思っているんですが、その竹内先生の言葉で、挑戦するに値する演劇の可能性の広さを実感して、これからも演劇をつづけていこうという気になれたんです。

────でも大学では同志社大学の哲学科に所属している。これは何故でしょう?
中間 それは、演劇についてはもっと後半になってから学べないかと思っているんです。演劇を専門に勉強するまえに、もっと視野を広く、文学とか美術とか、さらにはもっともっと根底にあるものを学んでおきたい。そこから出発すれば、いずれは色々なものに対応できるようになるはずだから。そしてやっぱり哲学が一番間口が広いし深いだろうと思って。それで選びました。

────ところで、中間さんは谷賢一さんの舞台を実は観たことがないんですよね?
中間 ないんです。そもそも谷賢一さんに興味を持ったきっかけは、何かの雑誌で、谷さんが「柿喰う客」の中屋敷法仁さんと対談してる記事を読んだことです。そこで谷さんはやたら突き抜けた発言をしていて、「俺は歴史に残る戯曲を書くつもりでやっている!」とか言ってて、こんなひともいんのやー、もしかしたらこのひとすごいひとなのかもしれない、と感じました。それで大阪でのワークショップに参加したのが、谷さんと接触した初めてです。でも、谷さんのワークショップはほんとうに面白かった。自分はルコック・システムを日本に導入した、近畿大学の大橋也寸先生に半年くらい師事していたことがあるんですが、そこで自分が学んだことを、谷さんはさらに実践的なかたちでワークショップで教えていて……このひとはしっかりした演出家だ、ということを確信した。凡百の演出家とはちがうぞ!と。このひとの演出の下なら役者としても異議なく従いていけるな、と。

────で、ワークショップ・オーディションの後に、中間さんへ今作の出演オファーが来たわけですが、そのような依頼が来ると思っていたでしょうか?
中間 全然思ってませんでした。ワークショップも、ただのワークショップだと思ってて、実はオーディションだと思って受けていなかったので。でも、或る日突然夜中の二時ぐらいにメールが来て。このひと何考えてるのやろと思いましたが、その後メールを返し、電話をし、会って、公演概要を聞き……今に至ります。

────最後に、このインタビューを読まれるみなさまにメッセージをお願いします。
中間 僕なりにこの作品に尽力してゆきますので、どうぞ、劇場に足を運んでみてください。そして、作品を体感して頂きたいです。劇場で会えたら嬉しいですね。

★中間統彦さんの『アクアリウム』チケット個人予約ページ(東京公演12月分のみ)
https://ticket.corich.jp/apply/51045/012/
★中間統彦さんのtwitter
https://twitter.com/Mi_nakama

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